ポケモン構築備忘録

自分が使ったポケモンの構築を置いておくところです。主に積み構築を使います。

【ポケモンSV】S14シングル(レギュF)使用構築 ”バンドリは添えるだけ”な純正積みサイクルパ【最終818位・レート1960】

こんにちは、geneと申します。

ポケモンSVのランクマッチシーズン14(レギュF)で使用した構築について記事を書いていこうと思います。

最終順位は818位、レートは1960という結果でした。本当はレート2000に乗せたかったですが、とりあえずの目標としていた最終3桁には到達できたので、記録に残しておきます。

使ったのは、バンギラスドリュウズの砂コンビと、その他積みエースたちで組んだ積み構築です。並びはこんな感じ↓

 

 

バンドリの並びにはしているのですが、実のところほとんど砂選出はしておらず、実質4体だけで戦っているような感じでした。そこがこの構築の大きな課題でもあるのですが、その辺の事情については次で書きます。

 

◎個体紹介

バンギラス@さらさらいわ

すなおこし

ようき 195(156)-168(108)-132(12)-x-122(12)-119(220)

がんせきふうじ/はたきおとす/ステルスロック/ほえる

テラスタイプ:いわ

調整:無補正C252振りメガネハバタクカミのムンフォ耐え

   はたき+砂ダメで無振りハバタクカミ確定

   岩封で最速オーガポン抜き

 

ドリュウズ@いのちのたま

すなかき

ようき 185-187(252)-81(4)-x-85-154(252)

じしん/アイアンヘッド/テラバースト/つるぎのまい

テラスタイプ:ひこう

調整:最速ASぶっぱ(砂下で最速ブーストエナジーハバタクカミ抜き)

 

バンギラスドリュウズはコンビなので、一緒に紹介します。

バンギは砂撒き役。砂を撒いてドリュウズのサポートをするのが一番の仕事です。

ドリュウズ砂エース。速さと火力で相手をなぎ倒します。

採用理由は。バンドリの並びはかなり昔から使っていて、めちゃくちゃ使い慣れてるつもりなので、ドリュウズが初解禁された本シーズンはまずこの2体でいこうと考えていました。

ですが、使ってみたらこの並びを選出することはほとんどできず、バンドリを軸に組んだはずが、最終的には本構築最大の課題となってしまいました。(選出率は体感1割未満

それぞれの個体について紹介する前に、バンドリの並びについて軽く触れておきます。

 

ーーーーーーーーー9世代のバンドリについてーーーーーーーーー

そもそもこの並びを全然選出できなかった理由についてですが、ウーラオスパオジアンガチグマ霊獣ランドロスディンルー等々…キツいポケモンが多すぎることが最大の理由です。

バンギラスは、初手に出てきがちなパオとかウーラオス余裕でワンパンされてしまうので、まず初手に出すことはほぼ不可能。高耐久地面枠にもやれることが少なく、シンプルに出しづらい。一番の仕事は砂を撒いて、かつできるだけ多くの砂ターンをドリュウズに残すことではあるのですが…そうは言っても1体のビハインドを負って戦うのは普通に厳しいですし、9世代の環境ではドリュウズにそのビハインドを覆すだけのパワーがないとも感じています。

そんなドリュウズは、先制技に縛られまくるのが本当にキツすぎです。パオウーラオスがその筆頭ですが、本来は先制技を半減で受けられるカイリューとかハッサムも普通に嫌です。というのも、ウーラオスとかの対策でテラスを切ってしまうと、その耐性がなくなってしまうからです。そもそも耐久が低いのも相まって、先制技に縛られてしまうという展開になることは非常に多いです。(今回は珠で使っていたのでなおさら)

また、高耐久のポケモン(特に地面枠)にも普通に技を受けられて殴り負けますし、事前に剣舞を積んでおこうにも中々そんな隙が作りづらいという感じです。バンドリを出すときは基本ドリュウズに無双してもらわないといけないわけですが、本来有利な相手にテラスで切り返されることもあり、とにかく安定しません

要するに、バンドリを出すときはドリュウズに頼らざるを得ないのに、そのドリュウズに全然安定感がない、というのがバンドリを出しづらかった理由ってわけです。

上に書いたキツいポケモン達がいない、もしくは1体しかいないような時はバンドリを出すこともありましたが、とにかく初手にバンギは置きづらいので、後述のオーガポンとかジャローダを初手に出して、裏にバンドリを置いておくパターンが多かったです。

という感じで、この構築では全然バンドリは出せなかったのですが、環境上位ポケに対してドリュウズの技の通り自体は比較的良い方だったりするので、活躍できるポテンシャルはありそうな気がしています。バンギの型を変えるか、もしくはいっそカバに変えたり、ドリュウズ耐久重視で振ったりすればもっとやれそうなので、今後はそっち方面で考えて使ってみようかなと思ってます。

そして最後に、ほとんど選出すらできていないのにこの並びを最後まで変えなかった理由についてです。さっき書いたように使い慣れている、愛着があるっていうのも理由の一つではありますが、それ以上に、バンドリの並びを置いておくことで相手の選出が読みやすくなるというのが大きなメリットだと思っています。

まあこれについては他の4体との兼ね合いもありますし、なんとなく読みやすくなってる気がしてるってだけかもしれませんが…。ウーラオスとか霊獣ランドは100%出てきますし、対戦の流れを組み立てやすくなる、想定しやすくなるのは中々便利です。

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さて、バンドリの並びについてはこんなところで、それぞれの個体について軽く触れます。

バンギは若干攻撃方面に寄った振り方で、とりあえずハバカミとかオーガポン相手にはある程度仕事ができるような調整にはしてみましたが、実際火力に振ってるのはあまり活きてないような感じがしたので要検討。

技構成は岩封、はたき、ステロ、ほえるですが、割とこれが安定な気がしています。相手に起点にされるのを何よりも防ぎたいので、岩封とか電磁波ほえる挑発あたりの技は持たせておきたいところ。ガチグマへの打点になるけたぐりを持たせたりもしていたのですが、打つ機会はほぼなかったです。ちなみに、はたきとかほえるとか便利な技を持っているおかげで、受けル相手にソロで出すことも数回ですがありました。

ドリュウズは、ブーストエナジーハバカミのケアで最速にし、他はシンプルめな構成です。テラスの飛行は、珠飛行テラバでちょうどウーラオスが倒せるのと、地面枠に対して積みの起点を作るために採用しましたが、使い勝手は想像よりも悪かったです。

上でも少し触れましたが、結局飛行テラバでウーラオスを倒せても、アクジェを打たれて削られて、そのまま裏のカイリューしんそくとかパオのつぶてふいうちで倒されたりとか、そもそもウーラオスにテラス切られて倒せないとかも多かったです。

 

連撃ウーラオス@マゴのみ

ふかしのこぶし

いじっぱり 191(124)-166(4)-139(148)-x-92(92)-135(140)

アクアジェット/すいりゅうれんだ/ドレインパンチビルドアップ

テラスタイプ:みず

調整:A+2水テラスアクジェで無振りハバカミ確1
   A+1ドレパンで無振りウーラオス確2
   無補正C252振りメガネハバカミの等倍ムンフォを最大乱数切り耐え
   A特化ウーラオスのインファ→こっちビルドアップ(B+1)→インファをほぼ耐え
   最速ガッサ抜き

 

物理アタッカーを起点にできる物理積みエース。

主に対パオジアン対ウーラオスの役割を担ってもらう枠です。特にバンドリに対しては必ず水ウーラオスが選出されるので、"ウーラオスを起点にできるウーラオス"をテーマとした調整です。ウーラオス相手には必ずビルドアップから入ることで、ハチマキASぶっぱみたいな型以外なら、起点にしつつ突破することができます。同じような型のビルドアップ水ウーラオスに対しては、(相手の出方にもよりますが)ビルドを2〜3回積んでから水流連打で殴る、という動きをしていました。

まあ正直、ビルドアップウーラオスなんて当たらないだろうくらいに思ってたんですが、意外と使ってる人がいたなって印象です。対ビルド水ラオスの勝率は半々くらいだったので、ここに対しての動かし方は検討の余地あり。ちょい余談ですが、ラオスにビルドを採用してる人もちょくちょくいたのが驚きでした。(流石に悪ラオス相手には有利取れます。)

また、耐久に厚く振っていることと、3分の1回復実のおかげで、その他物理アタッカー相手の安定感も結構高かったと思います。パオ対面だと電気テラバに崩されることがあるのが辛いところでしたが、事前にビルドを積めていれば負けることはありません。

対物理アタッカーということでカイリューの相手をしてもらうこともありましたが、ゴツメ電磁波エアスラ竜舞アンコみたいな型には勝てないのが惜しいところ。そのためアクジェを外してアイススピナーを持たせていた時期もありましたが、アクジェを外すことで後出しハバカミに完全に勝ちの目がなくなってしまうことの方が辛く、技構成はこれ以外ないという感じです。

ある程度Dにも振っており、ハバカミと対面した際はテラスを切れば概ね勝てるようにしたのですが、そもそもウーラオスを初手で出すことがまずなく、当然ハバカミ相手に後出しすることもないので、HPマックスの状態でハバカミと相対すること自体一度もありませんでした。この辺の調整は要検討です。

 

オーガポン@かまどのめん

かたやぶり

いじっぱり 187(252)-156(12)-127(180)-x-117(4)-138 (60)

ツタこんぼう/じゃれつくくさわけアンコール

テラスタイプ:ほのお

調整:無補正A252振りパオのつらら+ふいうちをほぼ耐え
   C特化ハバカミのシャドボほぼ2耐え
   S+1でツツミ抜き

 

先発枠汎用性の高さを買って採用。起点作り崩しもできる非常に優秀なポケモンです。

耐久に厚く振ってくさわけを採用しているというあまりメジャーとは言えない型ですが、非常に使い勝手は良く、ほぼ全ての試合で初手に出していました。初手に出されやすいウーラオス霊獣ランドブリジュラスパオハバカミなどに対して一定の仕事ができます。

主に初手はくさわけから入って素早さを上げ、その後は相手の出方に応じて、アンコールで行動を縛ったり削りを入れたりします。終盤に爆増していたブリジュラスに対してはツタこんぼうから入って、相手のステロなりに対してアンコールを入れるという動きを取っていました。

岩封ではなくくさわけを採用しているのは、アンコールを使う上では自分の素早さが上がった方がシンプルに使いやすいっていうのと、自らも積みエースとなって相手を倒していくという選択肢を取れるようになるのが大きな理由です。

その他の技構成も、これ以外ないと思います。構築的にカイリューが重めで、しかもオーガポンに後投げされることも多かったので、打点になるじゃれつくは必須かなと。炎タイプへの打点がありませんが、それはあまり気になりませんでした。困ったらとりあえずアンコールで技を縛って、後続を動きやすくするという動きが取れるからです。

 

ラティアス@アッキのみ

ふゆう

ずぶとい 187(252)-x-151(220)-130-150-135(36)

アシストパワードレインキッス/めいそう/じこさいせい

テラスタイプ:でんき

調整:最速ガッサ抜き、残りHB

 

物理・特殊に両対応できる特殊積みエース。浮いているドラゴンということでバンドリとの相性補完がめちゃくちゃ良いため、採用しました。実際はバンドリと同時選出することはほぼなかったですが…。

高水準な耐久再生技持ち、浮遊&電気テラスで弱点なしにもなれるということで安定感が高く、この構築の中では一番信頼していたポケモンです。電気テラスは電磁波を無効にしてくれるというのも、安定感を増している大きな理由の一つ。

霊獣ランド水ウーラオス、その他特殊アタッカーなどなど、いろんな相手に後投げして瞑想を積んでいきます。アッキ発動&瞑想を積めてしまえば、普通に殴られて突破されることはまずなくなりますし、アシパの高火力のおかげで瞑想積み合戦などにも強いです。ハバカミサーフゴー相手にも普通に後投げして、テラス切って瞑想を積むという動きを取ったりもしました。

反面、相手の搦手(特にアンコール)にはとても弱いです。オーガポンアシレーヌツツミなど、アンコールを覚えるポケモンの前では安心して積めないのが弱いところ。アッキ発動前や瞑想を積み切る前に相手に剣舞竜舞を積まれてしまっても厳しい展開になります。

攻撃技がアシパドレキなので、最低でも2回は瞑想を積まないとまともな火力が出せないというのもデメリットになりますが、一方で攻撃技はこの二つ以外あり得ないとも感じていました。アシパは受けを崩す性能が他の技と比べても段違いですし、ドレキに関しては、回復しつつ削りを入れられるので、特にスカーフなどを持っているラオスに対する性能を格段に高めてくれるため外せません。

オーガポンのとこでも言いましたが、構築全体でカイリューが重めなので、フェアリーテラスにすることも一考です。

 

ジャローダ@ラムのみ

あまのじゃく

おくびょう 169(148)-x-115-109(108)-115-181(252)

リーフストーム/テラバースト/へびにらみみがわり

テラスタイプ:いわ

調整:リフスト&C+2岩テラバでH252振り炎オーガポン確定

 

特殊積みエースその2。バンドリが苦手な水タイプや地面タイプ全般に強い枠です。

自分より遅い相手に対する制圧力はかなりのもので、単に草タイプを半減にできる程度の相手(サーフゴーとか)では受け出しも許さないほどのパワーを持っています。流石に草4分の1相手には厳しいものがありますが、炎オーガポンカイリュー相手には岩テラバで打点を取ることができます。

反面、草タイプもテラス後の岩タイプも決して受けが優秀なタイプとは言えず、上から殴られるのには弱めです。特にパオジアンに対してかなり弱いのは大きな弱点で、そのせいで選出できないこともままありました。テラス後に水ウーラオスのアクジェで縛られてしまうことも多いので、炎オーガポンorカイリューウーラオスみたいな並びの相手の時に選出するかどうかはしっかり考える必要があります。

また、本構築唯一のキョジオーン対策枠でもあり、そのためにみがわりを持たせています。まあ鈍いキョジオーンにテラス切られたりしたら結構キツくはあるんですが、それでも概ね優位は取れていたと思います。

さらに、みがわりに加えてラム持ちのおかげで状態異常にはめっぽう強く、特に電磁波ハバカミに対しては、電磁波(ラムで回復)→へびにらみ→みがわり→電磁波(みがわりで透かす)という流れで、割と安定して処理できるのが強いところです。挑発とかを持たせたい気持ちもありますが、この技構成も中々変え難いですね。

 

◎選出パターン・動かし方

オーガポン+ウーラオスラティアスジャローダから2体

ほぼ全てこの選出です。初手に出すのはほとんどオーガポン固定ですが、相手にパオも炎オーガポンもおらず、霊獣ランドやハバタクカミが入ってる(≒初手に出てきそう)というパターンの時はジャローダを初手に出していました。

裏の2体の選び方ですが、多かったのはウーラオスラティアスのパターンで、相手にドヒドイデヘイラッシャタケルライコがいる時はウーラオスは出さない、イダイトウがいる時はラティアスは出さない、くらいの基準でやってました。

オーガポンorジャローダ+バンギラス+ドリュウズ

砂選出です。ほとんどやってません。

上でも触れてますが、ガチグマ霊獣ランドや、ヘイラッシャアーマーガアとかが相手にいた場合、バンドリは出しません。高火力先制技持ち(ウーラオスカイリューパオとか)が2体以上いる時も出しません。そうなるとほとんどの相手に出せません、って感じです。

順位帯が低い時のマイナーパみたいな相手にはバンドリでeasy winできたりもするので、そういう時にちょいちょい出すことはありました。

 

上記の選出パターンに共通する基本的な動かし方についてですが、基本ポケモンの交換はしません。起点にできる相手はあえて倒さず、相手にこちらを倒してもらったりもします。

目の前のポケモンに対して有利を取れるポケモン死に出しし、積み技を積んで全抜きを狙うという、オーソドックスな積みサイクルの動きが主です。なので、初手に出すのは対応範囲が広く、アンコで相手の行動も縛れるオーガポンになりがちです。

 

◎キツい相手

ヘイラッシャ・ラウドボーン

積み構築の天敵です。基本的な突破ルートは、オーガポンのアンコ絡みで何やかんやして消耗させるか、ラティアスアシパでゴリ押しするか、ジャロのへびにらみみがわりで運も利用していくか、くらいです。この時点で結構な欠陥構築な気がしますが、ヘイラッシャがかなり数を減らしていたっていう事情もあり、意外と困ることは少なかったです。

トリルガチグマ

かなりキツいです。トリルを止める手段がないので、事前にラティアスで積んで耐久を上げておくか、ジャローダみがわりで時間稼ぎ+岩テラス(みがわり貫通のハイボを半減で受けるため)を使って倒す(事前にリフスト積めてないと無理)、くらいしか出来ません。

この対策も相手がトリル展開前に隙を作ってくれないと出来ないので、初手からいきなりトリルを展開されようものならマジで無理です。初手ブリムオンのトリル→ミストバースト、その後ノーマルテラスガチグマに殴られてるだけで3タテされるって試合がありました。

イダイトウ(雨orトリル)

おはかまいりの火力がヤバすぎて、積みエース達が起点にできません。しかし、おはかまいりの最大火力を出すために相手側も時間がかかったりするので、上2つに比べれば全然やりようはあります。ウーラオスビルドアップでゴリ押すか、ジャロでみがわりを絡めて倒します。

Sアップ技&アンコール持ちのカイリュー

積みエースで起点にすることができないので、だいぶ嫌な相手です。カイリューはとにかく型がわからなすぎるので、倒せるタイミングがあるなら極力倒すようにしていました。具体的には、初手オーガポンとウーラオスなどの対面で、こちらがくさわけ、相手がとんぼなり交換なりでカイリューを受け出ししてきた時などです。この時は躊躇なくオーガポンにテラスを切って、じゃれつくで処理するようにしていました。

 

◎総括

ここまで長文を読んでくださった方、ありがとうございます。

今期は一応バンドリの並びを使って、それなりの結果を残せはしましたが、まだまだ改善点の多い構築でもあります。来期はとりあえずドリュウズの型をもっと検討して、より良い結果を残せるように頑張りたいです。

まあ、検討の結果バンドリを諦める可能性も大いにありますが…。いずれにせよ、自分は積みサイクル系の構築しか使えないので、今後とも今回と同じようなテイストの構築は使い続けていきます。何か一つでも、読んでくださった方の参考になる部分があれば幸いです。

 

最終818位、レート1960。地味にSVでは初めて最終3桁取れました。

 

【ポケモンSV】S2ダブル使用構築 ガブリアス+風船イシヘンジン軸スタンパ【最終1647位・レート1757】

こんにちは、geneと申します。

ポケモンSVのダブルランクマッチシーズン2で使用した構築について記事を書いていこうと思います。

最終順位は1647位、レートは1757でした。時間がなくて対戦数をこなせなかったため、余り伸ばせなかったなという印象ですが、使用感は中々良いパーティーだと思ったので、記録に残しておきます。

使ったのは、ガブリアス風船イシヘンジンのコンビを軸としたスタンパです。

 

 

6体の並びはこんな感じ。

 

◎個体紹介

ガブリアス@いのちのたま

さめはだ

ようき 183-182(252)-115-x-106(4)-169(252)

ドラゴンクロー/じしんいわなだれ/まもる

テラスタイプ:じめん

調整:最速ASぶっぱ。

 

主人公。

ご存知の通り、高速、高火力、高耐久のハイスペックポケモン。特に難しいことをするでもなく、とにかくそのスペックの高さを活かしてどんどん相手を殴って倒していく、本構築のエース。

大体の対戦で後述のイシヘンジンとともに初手に出しており、そうでなくても裏に控えさせることがほとんど。命の珠とイシヘンジンのパワースポットのお陰で、どの技もかなり火力が高い。特に、地面テラスタルからのじしんはもう範囲技とは思えないほどの火力が出る。初手テラスタルからじしんでゴリゴリ押していく対戦も多く、浮いているポケモンの少ない構築はこれだけで崩壊する。

技構成に関してもほぼ言う事なし。振り返ってみるといわなだれはあんまり使うことなかったが、それでもあると便利な範囲技なので外せない。他にどうしても入れたい技があったら変えてもいいかもしれない。

 

ウルガモスきあいのタスキ

むしのしらせ

おくびょう 161(4)-x-85-187(252)-125-167(252)

ねっぷう/むしのさざめきおいかぜ/まもる

テラスタイプ:ほのお

調整:最速CSぶっぱ。

 

タスキ+おいかぜ+特殊アタッカー。

優秀な範囲技のねっぷうと、ダブルにおいて最重要となるS操作技のおいかぜを覚える優秀なポケモン。ただおいかぜをするだけのサポートポケモンは何体もいるが、ガモスはアタッカーとしても有用なのがありがたい。

ダブルにおいてもタスキはとても強く、タスキを盾に無理やりおいかぜを使って場の状況を逆転させられる等、やはり行動保障があるのはとても大きい。

また、タスキと相性の良いむしのしらせ型にしており、しらせさざめきでかなりの単体火力を出すこともできる。

ラスタルほのおにしていたものの、この構築でテラスタルするのは基本的にガブということもあり、あまり使うことはなかった。ヘイラッシャを考えるとむしテラスでも良かったかもしれない。

ニンフィア@のどスプレー

フェアリースキン

ひかえめ 175(36)-x-85-178(252)-150-108(220)

ハイパーボイスシャドーボールうそなき/みきり

テラスタイプ:フェアリー

調整:C特化、おいかぜ下で最速ドラパルト抜き+1、余りH

 

要検討枠その1。

優秀な範囲技持ちの特殊アタッカー。通りがよく、火力も高いフェアリースキンハイパーボイスを打ってるだけでそこそこ強いポケモン

決して弱いポケモンではないのだが…中途半端な耐久と素早さのおかげで、いまいち使い辛い感が否めなかった。トップメタのサーフゴーに弱いのも結構痛い。

おいかぜ下でドラパを抜けるまでSに振ってるのだが、この調整が活きたこともなく、むしろこれのせいで耐久が低くなって使い辛くなってしまった感があるので、Sをもっと削って耐久に回した方がおそらく強い。

シャドボはサーフゴーに打つ用、うそなきはヘイラッシャ対策、みきりはふういん対策。

ラスタルは純粋な火力強化のフェアリーだが、これもあまり活きたことがなかった印象。ほのおとかで耐性を変えられる方が使いやすいかも。

 

リキキリン@オボンのみ

テイルアーマー

ひかえめ 227(252)-x-104(108)-159(116)-91(4)-84(28)

ハイパーボイス10まんボルト/てだすけ/でんじは

テラスタイプ:ノーマル

調整:HBがA特化ドドゲザンのドゲザン耐え、Sはミラー意識、余りC

 

要検討枠その2。

自分と味方に対する先制技を無効化するという優秀な特性を持ったサポーター。一致ハイボが打てるため、サポーターにしては火力面もそこそこ。

元々は、相手のおいかぜやトリルに対する切り返しのためのトリル役として採用したのだが、全くトリルを打つ機会もなく、打ちたいと思うことすらもなかった。そのため技を変更し、相手のSを奪い、無限の勝ち筋を生み出せるでんじはを採用。トリルよりは役立ったが、こちらもあまり打つ機会はなかった。

というかそもそもほとんど選出すらしていないので、あまり役割のないポケモンになってしまっていた。

10万はこのパーティーで重めなヘイラッシャに一応刺さる技として採用。

 

ドドゲザン@くろいメガネ

そうだいしょう

いじっぱり 207(252)-205(252)-140-x-105-71(4)

ふいうち/ドゲザン/アイアンヘッド/まもる

テラスタイプ:あく

調整:A特化、HAぶっぱ。

 

高火力先制技持ち物理アタッカー。

優秀な耐性と高い火力・耐久を持つ。高火力のふいうちで多くの相手を縛ることができ、総じて優秀な頼れるポケモン。基本的にあく技の通りは結構良い環境なので、大体の相手に選出し、一定の活躍を見せてくれた。

元々はまけんきで使っていたが、発動機会がなく、加えて初手から出すこともほとんどなかったため、少しでも活かせそうなそうだいしょうへ変更した。

ふいうちの火力を伸ばすため、あくテラス黒いメガネを採用。正直、黒いメガネを持たせたところで誰を倒せるようになる訳でもないと思うが、他に持たせたい物もなかったため使っていた。ここら辺は改善の余地あり。

 

イシヘンジン@ふうせん

パワースポット

いじっぱり 175-194(252)-155-x-55(116)-108(140)

いわなだれふういんワイドガード/まもる

テラスタイプ:いわ

調整:HDが無補正252振りサザンドラあくのはどう耐え、A特化、余りS

 

陰のMVP

専用特性パワースポットにより、場にいるだけで味方の技威力を上げてくれるサポーター。生きているだけで仕事をしてくれて、しかも誰の横に置いても良いため、とても便利なポケモンだった。

更に、ワイドガードを使えるほか、封印をすることで相手のワイガとまもるも封じることができる。ダブルバトルにおいては、まもるをするしないの読み合いがかなり勝敗を左右するため、それを封じられるのはとても大きい。

また、見た目の割にすばやさが高く、かつそこそこ高い火力のいわなだれが打てるため、腐りにくいのも良いポイント。

大体ガブとセットで初手に出すため、持ち物ふうせんは外せない。

 

◎選出パターン・動かし方

初手ガブリアス+イシヘンジン、裏にウルガモスorドドゲザンorニンフィア

一番多い選出。初手からパワースポット+ガブリアスのテラじしんで相手に打撃を与えていく。

初手ウルガモスガブリアスorイシヘンジン、裏にその他から2体

初手にウルガモスを出すパターン。ガブより速い相手が多い時や、じしんの通りがそれほど良くない時はこの選出。まずガモスでおいかぜをしてから、ガモス自身や裏のポケモン達で上から制圧するという流れ。

 

大体選出パターンはこの二つ。リキキリンは相手にヘイラッシャ+シャリタツがいる時や、先制技持ちが多い時に選出を検討する。

また、ニンフィアを出す時は大体ウルガモスも一緒に出す。ニンフィアはおいかぜ前提じゃないと動かしづらいため。

なんにせよやることはシンプルで、とにかく上から高火力で殴るのを目指すというだけ。

 

◎総括

ここまでご覧いただきありがとうございます。

昔からダブルはちょくちょくやっていたものの、どうにもあまり得意ではなかったのですが、その割に今回はそこそこ戦える構築ができたかなと思います。ヘイラッシャ+シャリタツ、グレンアルマ+イエッサン、サーフゴー+ヤミカラスみたいなよくいる組み合わせではなく、そこそこにオリジナリティを出せたのも良かったかなと。

次シーズンはパラドックスポケモンも解禁になるので、もっと対戦数を増やしてもっと結果を残せるように頑張りたいです。

 

 

【ポケモンSV】S2シングル使用構築 コノヨザル・ミミズズ展開ミガルーサ入り積み構築【最終1807位・レート1948】

こんにちは、geneと申します。

ポケモンSVのランクマッチシーズン2で使用した構築について記事を書いていこうと思います。

最終順位は1807位、レートは1948でした。なんと昨シーズンと全く同じ順位という奇跡が起きたのですが、レートはちょうど100下がってます。

なんにせよ面白いポケモンを使うことができて、かつそれなりには戦えた構築だと思うので、記録に残しておきます。

使ったのは、ウルガモスカイリューのダブルエースに、裏エースとしてミガルーサを採用した積み構築です。

なお、昨シーズンに自分が使った構築をベースにして改良したものなので、前の記事も是非ご覧ください。

 

pokest.hatenablog.com

 

6体の並びはこんな感じ。

 

◎個体紹介

ウルガモス@あつぞこブーツ

ほのおのからだ

ひかえめ 173(100)-x-85-192(156)-125-152(252)

ほのおのまい/ギガドレイン/テラバースト/ちょうのまい

テラスタイプ:フェアリー

調整:無補正A252振りガブリアスげきりん耐えまでH振り、準速、余りC。

 

特殊エース。

前のシーズンで使った個体と全く同じなので、上述の記事も参照のこと。

蝶舞を積んで全抜きを狙うという、シンプルにして優秀な特殊アタッカー。

準速にすることで、最速サーフゴーや最速ウォッシュロトムよりも早くなる。この2体はスカーフトリックもよくやってくるため、1舞しておけば確実に上を取れるというのは安心。

600族ドラゴン達に強く出るため、テラスタルフェアリー

このパーティーは基本的に相手のステロ撒きを止める手段がなく、カイリューの存在も相まってステロをめっちゃ撒かれるため、持ち物はあつぞこブーツ

 

カイリュー@ラムのみ

マルチスケイル

いじっぱり 167(4)-204(252)-115-x-120-132(252)

しんそく/じしん/りゅうのまいアンコール

テラスタイプ:ノーマル

調整:A特化、準速。

 

物理エース。文句なし最強ポケモン

ご存知のとおり、マルスケというとんでも特性に、高い種族値、物理特殊ともに技範囲も広く、最強の先制技しんそくに優秀な積み技りゅうのまいも覚え、アンコールを始めとした搦め手や補助技も充実、さらにテラスタルで好きなタイプに変えられるようになり、そのスペックの高さを遺憾なく発揮しているポケモン

やることは竜舞を積んで抜いていくだけ。準速にしてアンコールを持たせることで、様々な盤面から積みの起点を作ることができたり、相手を詰ませることができた。また、アンコールだけを見せると相手が勝手に耐久型と勘違いしてくれることもあるので、そこも良いところ。技範囲もしんそくとじしんだけで充分なので、この技構成一択だと思っている。

ラスタルしんそくの火力を出すために当然ノーマル。

ミミズズのしっぽきりから繋ぐと、みがわりにもマルスケが適用されるため、めっちゃ硬いみがわりが出来上がって強い。

 

コノヨザルきあいのタスキ

まけんき

ようき 185-167(252)-100-x-111(4)-156(252)

インファイト/ふんどのこぶし/がんせきふうじステルスロック

テラスタイプ:かくとう

調整:最速ASぶっぱ。

 

ステロ枠。

主に先発で出し、ステロを撒くのが仕事。

そこそこの素早さ、火力、耐久を兼ね備え、技範囲も申し分なく、ステロもS操作技も覚えるというかなり優秀なポケモン

昨シーズンに使っていたパーティーで、初手に出てくるウルガモスがかなり辛かったため、先発適性があって対面でガモスに勝てるポケモンはいないか探したところ、コノヨザルに行き着いた。

ガモスを倒すために岩封の採用は確定で、インファ、憤怒、ステロも外せないため、技構成は一択。このパーティーは相手のステロ撒きを防ぐ手段がないため、コノヨザルにちょうはつが欲しい場面も多かったが、他の技が外せないため致し方ない。

特に、ウルガモスはコノヨザルと初手で対面してもまず突っ張ってくるため、ほぼ確実に岩封が通った。耐久に厚く振ってるガモスだと一発では落とせないものの、致命傷&Sダウンなのでかなり良い状況にはなる。

一度だけ耐久ガン振りのおんみつマントゴーストテラスウルガモスに起点にされて負けたことがあり、マジでビビった。

 

ミガルーサ@マゴのみ

かたやぶり

ひかえめ 165(4)-x-93-143(252)-85-122(252)

なみのりアシストパワーみをけずる/みがわり

テラスタイプ:ゴースト

調整:C特化、準速。

 

裏エース。

かたやぶりのため、てんねんに強い積みアタッカーとして価値を見出し採用。

専用技のみをけずるは、HPを半分削ってACSを2段階上昇させるというもの。みをけずるとアシストパワーのコンボが結構強く、エスパー技が通る相手であれば大体ワンパンできる。当然てんねんやばけのかわやマルスケやがんじょうやらを貫通するため、積んだ後の突破力は中々。

ただ、積み技でHPを半分も削ってしまうことと、ミガルーサ自身のスペックの低さが相まって、素の状態で積むのはまず無理。ヘイラッシャ等の耐久ポケモンの前であれば、みがわりも絡めればワンチャン積む隙は作れるものの、基本的には後述のミミズズのしっぽきりか、ヘイラッシャのあくびによるサポートが必須。

また、積んだ後であっても、C種族値が低すぎるため水技の火力はかなり物足りない。そのため、サザンドラサーフゴードドゲザン等のエスパー技が通らない相手に対しては弱い。

特に、積むのにサポートが必要な関係上、ミガルーサを出す時は他のエースを選出できないため、ミガルーサ一匹で相手を全部倒す必要がある。そのため、相手のパーティーにこれらのポケモンがいるだけで選出を躊躇ってしまうところが弱いところだった。

ラスタルゴースト。とにかく積んだ後の先制技に弱いので、カイリューしんそくを透かすためだけにこのテラスタルにしたが、意外と使い勝手は良かった。

余談だが、なぜみをけずるはHPを半分も削ってしまうのか…。技性能だけ見たらほぼからやぶの劣化みたいなものだし、同じく専用技のソウルビートと比較してもちょっと弱い気が…。せめて削るのはHPの3分の1で良かったのでは…。

 

ミミズズ@オボンのみ

どしょく

わんぱく 176(244)-105-194(92)-x-97(172)-85

ボディプレス/メタルバーストステルスロックしっぽきり

テラスタイプ:かくとう

調整:C特化ウォッシュロトムのドロポンをくらった後、オボン込みでHP89以上残すまでD振り、余りB。

 

サポート枠その1。

前のシーズンで使った個体と全く同じなので、上述の記事も参照のこと。

ステロ撒き兼起点作り担当。

ステロ撒きと、しっぽきりで積みの起点作りという役割をこなしてもらうポケモン。特に、ミガルーサとセットで選出し、しっぽきりで積みの起点を作るという使い方が多かった。

このパーティーは大体コノヨザルが先発で出て行ってステロを撒くため、しっぽきりをしたい時以外はあまり使わなかった。

しかしながら地面技が無効の鋼タイプというのはやはり優秀で、カイリューガブリアス、セグレイブといった物理ドラゴン達に比較的強く出られるのは利点。要所でしっかりと役割を果たしてくれた。

 

ヘイラッシャ@たべのこし

てんねん

わんぱく 257(252)-120-159(76)-x-108(180)-55

ウェーブタックル/ゆきなだれ/のろいあくび

テラスタイプ:フェアリー

調整:C特化ウルガモスギガドレインを(たべのこし無しで)2耐えするまでD振り、余りB。

 

サポート枠その2。

前のシーズンで使った個体とほとんど同じなので、上述の記事も参照のこと。

起点作り兼ストッパー

ステロを撒いてもらった後にあくびループで相手の削り+起点作りをする。もしくは、相手の積みエース(カイリューマリルリパルシェンウルガモスなど)に対してのストッパーとなってもらう。

ドラゴン達(特にカイリュー)の相手をする機会が多かったため、ゆきなだれフェアリーテラスタルを採用。また、のろいを採用することで、自らが相手を詰ませることもできる。


◎選出パターン・動かし方

初手コノヨザル、裏にヘイラッシャ、カイリューウルガモスから2体

ほとんどの選出がこのパターン。

初手は基本的にコノヨザル。相手の初手がマスカーニャウルガモスゲンガードラパルトサザンドラサーフゴーなどの、コノヨザルより速い、もしくは殴って大きなダメージを与えられる相手であれば攻撃技から入り、ガブリアスウォッシュロトムカバルドンなどの、コノヨザルより遅い、もしくは殴ってもあまり削れない相手であればステロから入っていた。

ヘイラッシャは、サーフゴーキョジオーンなどあくびが効かない相手、また、ジバコイルロトムなどの相性的に苦手な相手がいる時はまず出さない。マリルリパルシェンギャラドスミミッキュなどが相手にいる時は出しがちだった。

カイリューは、ヘイラッシャラウドボーンが相手にいる時はあまり出したくない(出すこともある)。それ以外は大体出す。

ウルガモスは、マリルリドオーソウブレイズグレンアルマが相手にいる時はあまり出したくない(出すこともある)。それ以外は大体出す。

 

初手ミミズズ、裏にヘイラッシャ、ミガルーサ

or初手コノヨザル、裏にミミズズ、ミガルーサ

ミガルーサを選出するパターン。ミガルーサが積むためには基本的にしっぽきり必須なため、このような選出になる。

相手にラウドボーンヘイラッシャドオーといったてんねんポケモンや、いわゆる耐久型のポケモンが多い時はこの選出になる。

 

その他、エース一人で充分という時は、コノヨザル、ミミズズ、カイリューorウルガモスという選出もしていた。

ごく稀にミガルーサをソロで出す(コノヨザル、ミガルーサ、カイリューorウルガモスという選出)こともあったが、この選出をした時は大体負けていた記憶。

 

◎総括

ここまでご覧いただきありがとうございます。

今期はそこまで結果を残せず、対戦数も昨期と比べたら大分落ちてしまいましたが、何とか1000位台には入れたので、最低の最低限は出来たかなと思っています。特に、自分はどこかマイオナ気質なところがあるので、ミガルーサというマイナー寄りのポケモンを使ってそこそこ戦えたのが良かったです。

次はパラドックスポケモンも解禁されて環境も大きく変わるでしょうが、また面白い構築ができたら記事にしたいと思いますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

【ポケモンSV】S1シングル・レート2000達成構築 ミミズズ展開ウルガモス・オノノクス軸積み構築【最終1807位・レート2048】

こんにちは、geneと申します。

ポケモンSVのランクマッチシーズン1で使用した構築について記事を書いていこうと思います。

瞬間最高は600位くらい、最終は1000位台後半という結果でした。欲を言えば最終3桁には乗せたかったですが、久しぶりに真剣にポケモンに取り組んだシーズンだったので、記録に残しておきます。

使ったのは、ウルガモスオノノクスをエースとした積み構築です。

 

 

上2体(ウルガモスオノノクス)が積みエース、下4体(マスカーニャサザンドラミミズズヘイラッシャ)が場を整えたりサポートする役割、といった感じです。

 

◎個体紹介

ウルガモス@あつぞこブーツ

ほのおのからだ

ひかえめ 173(100)-x-85-192(156)-125-152(252)

ほのおのまい/ギガドレイン/テラバースト/ちょうのまい

テラスタイプ:フェアリー

調整:無補正A252振りガブリアスげきりん耐えまでH振り、準速、余りC。

 

本構築のエースその1。蝶舞を積んで全抜きを狙います。

とにかく蝶舞炎舞という技が強すぎるおかげで、本当に強いポケモンだと思います。

ガブのげきりん耐えまで耐久に振ることで、ある程度の等倍技であれば1発耐えて行動できることが保証されるので、使い勝手が上がると思っています。また、準速にすることで、素の状態で最速サーフゴーや最速ウォッシュロトムなども抜けるため、とりあえず1舞すれば(仮に相手がスカーフでも)サーフゴーやロトムに上を取られることはない、ということが確定し、こちら側の行動指針が定めやすくなるので、これまた使い勝手が良いです。しかし、そのおかげでCを削っているため、素の炎舞で無振りサーフゴーを確1にできないなど、火力としては若干寂しいものがあります。

フェアリーテラスタルをすることで、環境に蔓延している600族ドラゴン達への打点を確保し、また相手のドラゴン技を起点にもできるため、とても使いやすいです。

ミミズズを初手に出すと相手のステロ撒きを止めることができないため、ステロケアのためにあつぞこブーツを持たせています。オボンやフィラ、ラムなんかを持たせたいと思うことが非常に多いのですが、こればかりは仕方がない。

 

オノノクス@ラムのみ

かたやぶり

いじっぱり 151-218(252)-111(4)-x-90-149(252)

ドラゴンクロー/じしん/テラバースト/りゅうのまい

テラスタイプ:でんき

調整:A特化、準速。

 

本構築のエースその2。竜舞を積んで全抜きを狙います。

てんねんの強ポケ達がはびこる現環境において、かたやぶりの積みポケモンが弱いはずはないと思って採用。その予想に違わぬ活躍を見せてくれました。てんねんのみならず、カイリューマルスロトムふゆうミミッキュばけのかわ等も貫通するので、積んだ後の突破力は随一だと思います。

でんきテラスタルをすることで、オノノクスを受けに来るアーマーガアや、マリルリ、ヘイラッシャ等を突破することができます。また、ラムのみを持たせることで、あくびをしてくるヘイラッシャを起点にしたり、おにびをしてくるラウドボーンやどくどくをしてくるドオー等に有利をとることができます。

ノーマルやフェアリーテラスタルをしてくるHB特化ラウドボーンに対しては、1舞テラバーストでも確3にしかならないため、事前にステロは撒いておきたいところ。また、HP極振りのノーマルテラスタルカイリューに対しては、ステロの25%ダメージ込みでも1舞テラバーストが低乱1なので、A特化にしても地味に火力が足りないことが多いです。等倍相手への火力を出すためにげきりんの採用も考えましたが、やはり行動不能が痛すぎて様々な負け筋を作りそうだと思ったので見送りました。

耐久に関しても少し心許ない(特に特殊に対してはかなり脆い)ため、安全に積むためにはサポート必須です。そういった面での使いづらさはあるものの、もっと使われてもいいのでは?と思うくらいには強いポケモンでした。(マスボ級に上がってから300戦くらいはしましたが、使っている人は1人2人くらいしか見なかったです…。)

 

マスカーニャきあいのタスキ

しんりょく

いじっぱり 151-178(252)-90-x-91(4)-175(252)

トリックフラワー/はたきおとす/ふいうち/ちょうはつ

テラスタイプ:くさ

調整:A特化、準速。

 

タスキ枠。

主に先発で出し、タスキを盾にいろんなポケモンと殴り合ってもらいます。現環境はあく技の通りが非常に良いこともあり、かなりタイマン性能の高いポケモンだと思います。先制技のふいうちを覚えるのも非常に偉い。また、ちょうはつで相手の展開を阻止することもでき、総じて優秀なポケモンです。

技構成は本当に悩みどころで、トリックフラワー、はたき、ふいうちまでは確定として、ちょうはつの枠をドドゲザン等への打点となるけたぐりか、カイリュー等への打点となるじゃれつくにするかは難しいところです。構築的に相手のウルガモスの蝶舞やカイリューの竜舞を優先して封じないと厳しいところがあるので、最終的にちょうはつを採用しました。

また、技構成的にへんげんじざいにする意味がほぼないため、特性はしんりょく。タスキのため発動機会もそれなりに多く、しんりょくトリックフラワーの火力は目を見張るものがありました。

調整は最速ではなく準速のA特化にしてます。当初は最速で使っていたものの、流石に火力なさすぎだろと感じることが多かったのでA特化にしました。準速にすることで最速108族以上のポケモンには抜かれてしまいますが、環境にいるポケモンだとせいぜいゲンガーくらいで、後はほとんど見ることのないイッカネズミ、エーフィとかなので、あまり気にはなりませんでした。また、ミラーでもほぼ確実に後手を取ることになりますが、相手がへんげんじざいの時なんかはむしろ下からトリフラ打ってる方が強いまであるので、こちらも気にはなりませんでした。

特性に関して若干余談ですが、個人的に弱体化後のへんげんじざいはデメリットが大きすぎて使う気にならないです…。ちょうはつの代わりにけたぐりやじゃれつくを採用したとしても特性をへんげんじざいにはしないです。場に出て最初に使った技のタイプで固定されてしまうというのは流石にちょっと…。まあスカーフやハチマキを持たせていたり、サイクルを回す構築だったら話は違うと思いますが。

 

サザンドラ@おんみつマント

ふゆう

おくびょう 167-x-110-177(252)-111(4)-165(252)

あくのはどう/ラスターカノン/わるだくみちょうはつ

テラスタイプ:はがね

調整:最速、CSぶっぱ。

 

裏エース。受け回し系の構築を破壊するためのポケモン

ちょうはつ+わるだくみを採用することで、ドオーやカバルドンなどサザンドラに打点のないポケモンを起点にし、超火力でサザンドラより遅いポケモンたちを粉砕します。持たせたい持ち物がなかったので、対キョジオーンピンポイントでおんみつマントを採用。

サザンドラに関して昔から言われていることではありますが、強い相手にはめっぽう強いものの、弱い相手には本当に無力です。先述のとおりカバなどはちょうはつで封殺できるものの、ドラパルトには上からワンパンされるし、マリルリには何もできないなど、非常にピーキーポケモンです。また、不意のフェアリーテラスタルに崩されることも多く、中々使いどころの難しいポケモンだと感じました。

速いドラゴン達やフェアリーテラスタルへのせめてもの対抗策として、はがねテラスタル+ラスターカノンを採用。しかし、ラスカノを打ちたいと思う場面がほとんどなかったため、ガブ、サザン、カイリュー辺りへの打点となるりゅうのはどうでも良かったかもしれません。

 

ミミズズ@オボンのみ

どしょく

わんぱく 176(244)-105-194(92)-x-97(172)-85

ボディプレス/メタルバーストステルスロックしっぽきり

テラスタイプ:かくとう

調整:C特化ウォッシュロトムのドロポンをくらった後、オボン込みでHP89以上残すまでD振り、余りB。

 

サポート枠その1。ステロ撒き兼起点作り担当。

主に先発で出し、ステロを撒くorしっぽきりで積みの起点を作るorメタルバーストで相手の先発ポケモンを倒す、のどれか(もしくは複数)の役割をこなしてもらいました。

先発で相手のタスキを持ってそうなポケモンドラパルトマスカーニャなど)や、ミミズズを大きく削ってきそうなポケモンサザンドラなど)と対面した際は、相手に削りを入れるために攻撃技(主にメタルバースト)から入り、ミミズズに打点がなさそうなポケモンガブリアスセグレイブなど)と対面した際や、裏にタスキを持ってそうなポケモンカイリューが控えている際にはステロから入っていました。みがわりやちょうはつで起点にされそうなポケモンサーフゴーコノヨザルアーマーガアなど)と対面した際は即しっぽきりを使うか、交代します。

特性により地面技が無効のはがねタイプということで、特に先発で出されやすいガブリアスに対してしっかりと仕事ができるのが非常に偉いところです。また、しっぽきりで一旦ひっこめた後にも、地面技を受けるのに使えたり、地味に高いS(65族)を活かして低速ポケモン(Sに振ってないドドゲザンやジバコイルなど)の上からボディプレで削ったりステロ撒いたりできるのも良いところだと思います。

攻撃技が(実質)かくとうしかないので一応かくとうテラスタルにしてますが、使ったことはないです。相手のかくとう技を透かせるゴーストテラスタルとかも考えましたが、どっちにしろ多分使わないので何でもいいです。

 

 

ヘイラッシャ@たべのこし

てんねん

わんぱく 257(252)-120-159(76)-x-108(180)-55

ウェーブタックル/ボディプレス/じわれ/あくび

テラスタイプ:ひこう

調整:C特化ウルガモスギガドレインを(たべのこし無しで)2耐えするまでD振り、余りB。

 

サポート枠その2。クッション兼起点作り担当。

主にミミズズとセットで選出し、ステロを撒いてもらった後にあくびループで相手の削り+起点作りをします。もしくは、マスカーニャサザンドラを先発で出した時に、カイリューマリルリなどとかち合った際の引き先とし、あくびで相手を流します。どちらにしろ基本的にただあくびを打つだけのポケモンでしたが、それでもかなり役立つし頼りになりました。

ウルガモスに積まれると終わる構築なので、ウルガモス意識のDに厚めな調整にし、持ち物はあくびでのターン稼ぎとも相性の良いたべのこしにしました。

技について、カイリューの相手をする機会が多かったため、ドドゲザンくらいにしか使わなかったボディプレに変えて、ゆきなだれを採用した方が良かったかもしれません。

テラスタイプはヘイラッシャミラーでじわれの打ち合いになった時強いかなとか思ってひこうにしましたが、一回も使いたいと思うことがなかったので、でんき・くさへの耐性が得られるくさテラスタル、ガモスに強くなるほのおテラスタル、ハチマキカイリューげきりんを止められるフェアリーテラスタルとかの方が絶対強いです。

 

◎選出パターン・動かし方

ミミズズ+ヘイラッシャ+ウルガモスorオノノクス

サポート枠2体に積みエース1体を選出するパターン。

ミミズズでステロを撒き、ヘイラッシャであくびをし、エースが抜いていくだけのシンプルな選出です。おそらくこの選出が一番多かったと思います。

エース1体で相手のほとんどを倒さなきゃいけないので、エースの体力を大事にすることと、起点作りのことを優先して考えて行動していました。

マスカーニャ+ヘイラッシャ(orミミズズ)+ウルガモスorオノノクス

とりあえず初手にマスカーニャを出し、裏にサポート枠と積みエースを控えさせておくパターン。

相手にウルガモスキノガッサがいる時はミミズズを初手に出せないため、この選出になることが多いです。マスカーニャに相手の先発をいなしてもらった後、エースが積む展開に持っていきます。

マスカーニャに後投げされることの多いカイリューへの引き先としてヘイラッシャを選出することが多いですが、相手にカイリューがおらずガブがいる時などはミミズズを出すこともあります。

マスカーニャorミミズズ+ウルガモスオノノクス

積みエース2体を出す選出パターン。

ジバコイルウォッシュロトム、サーフゴーなど、ヘイラッシャが強く出れない相手が多い時はこの選出になりがちです。オノノクスは味方のサポートなしだと若干使いづらいため、あまりしたくない選出ではありますが、ほかに出せるポケモンがいないのでやむを得ず…というパターンが多かったです。

 

基本的な選出パターンは上記の3通りです。積みエースとして選出するのはウルガモスの方が多く、ウルガモスで絶対勝てないラウドボーン、あまり相手にしたくないヘイラッシャマリルリや、ソウブレイズ、グレンアルマがいる時なんかはオノノクスの方を優先する、という感じでやっていました。

サザンドラは基本的に受けループみたいな構築にしか選出しないほか、ソウブレイズグレンアルマカバルドン、キラフロルなどが相手にいる時は選出を検討するくらいです。

 

◎総括

ここまで長文を読んでくださった方、ありがとうございます。

積み構築はやることがシンプルで勝ち筋も明確なため使いやすいのが利点ですが、ラスタルのおかげで突破できる範囲が広がる反面、相手のテラスタルによって有利状況を覆される可能性もあるため、そう単純にはいかなくなったというのが難しいところであり、また面白いところでもあると思います。

今期は記念すべきポケモンSV初のシーズンということで、最終3桁には入りたいと思っていたのですが、届かなかったのは素直に悔しいです。個人的に、テラスタルというシステムはダイマックスよりはよっぽど面白いと思っているので、これからのシーズンも積極的にランクマに潜っていき、また構築記事を書けるように頑張りたいと思います。

 

最終1807位。レート1900超えくらいあればいいな…。

 

(2023.2.1追記)

PGL解禁されたのでレート見てみたら2048でした。

素直にめっちゃ嬉しいです。ていうかこの順位でこのレートってプレイ人口めちゃくちゃ多かったんですね。

 

【ポケモンUSUM】シングルS7レート2000達成 ゲッコウガ展開ウルガモス軸積み構築【最終/最高2008・504位】

こんにちは、geneと申します。

この度、ポケモンウルトラサンムーン・シーズン7でレート2000を達成することができたので、構築記事を書いていこうと思います。

今回使ったのは、耐久振りウルガモスを軸にした積み構築です。

 

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上二匹が場を整え、下四匹が積んで全抜きを目指す構築です。

ちなみにこの構築はとあるビビヨン使いの方の構築を参考にしています。私が勝手に参考にしているだけなのでURLを貼ったりはできませんが、ググれば出てくると思うので気になった方はご検索を。

 

◎個体紹介

 

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メタグロスメタグロスナイト

クリアボディ→かたいツメ

陽気 187(252)-165-170-x-131(4)-178(252)

アイアンヘッド/だいばくはつ/がんせきふうじステルスロック

 

ステロ撒き役を担うメガメタグロスです。タスキを必要としないステロ撒き役が欲しく、ちょうどメガ枠も余っていたため、高速高耐久のこのポケモンを採用しました。

基本的に初手に出してステロを撒くのですが、ゲッコウガを初手に出す場合に裏に控えさせておくこともありました。

ビビヨンの起点作りや、相手の特殊アタッカーのSを下げてガモス・クレセにつなぐための岩封を採用。リザにも刺さるので結構重宝しました。爆発は相手の起点にされそうなときに退場するために採用。このポケモンがやることはあくまでサポートです。

相手のパーティーに、リザードンギャラドスボーマンダランドロス等のポケモンがいる時に選出を検討します。これらのポケモンは、ステロにより体力を削っておかないとウルガモスの全抜きを阻止される可能性があるためです。

HPに極振りしてもコケコの電気Zを耐えられないため、相手にコケコがいる時はなるべく初手には出さないようにしていました。このパーティーは電気の通りが良く、まず間違いなくコケコを初手で出されるからです。

 

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ゲッコウガきあいのタスキ

へんげんじざい

臆病 148(4)-x-87-155(252)-91-191(252)

こごえるかぜ/みずしゅりけん/ちょうはつ/まきびし

 

起点づくり用ゲッコウガです。ほぼすべての試合で初手に出していました。まきびしを撒くことで相手の浮いていないポケモンのタスキをつぶします。

凍える風は、グロスの岩封同様、ビビヨンの起点づくり他後続へつなぐために採用。基本初手は凍風から入っていました。手裏剣はバシャへのせめてもの対抗策です。このパーティー剣舞バシャに先に展開されるとほぼ負けなので、基本先発のゲッコウガがバシャの起点になってしまうのを避けるために採用しました。

挑発はカバルドン等をはじめとしたステロを撒いてきそうなポケモンや、ポリゴン2、ミミッキュなどの補助技がめんどくさそうなポケモンに打っていました。まきびしは擬似ステロで、裏のガメノデスウルガモスの火力補強に結構重宝しました。

このパーティーに対してほぼ確実に初手に出てくるコケコに対しては、凍風→まきびしの流れをとっていました。初手にボルチェンを打たれなければ、Sの下がったコケコを場に残すか、相手の裏のポケモンゲッコウガを対面させることができます。

 

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ガメノデス@ミズZ

かたいツメ

意地っ張り 152(36)-172(252)-135-x-106-116(220)

アクアブレイクけたぐりどくづき/からをやぶる

調整は、Aぶっぱ、Sはからやぶ一回で準速スカガブ抜き、余りHPです。

 

物理エース。今期、自分以外に使っている人を見ることはありませんでした。

やることは至極単純で、殻を破って無双するだけです。ミズZは、ガルドなど等倍相手を無理やり突破することを意識、けたぐりはナットレイやメガギャラ意識、毒づきはヒレや草タイプ意識です。岩技は打ちたいのがマンダくらいしかおらず、今期はマンダも数を減らしていたので採用しませんでした。

このポケモン、かたいツメのおかげで火力はかなり高いのですが、それでも絶妙に足らないことがあります。具体的には、A二段階上昇のけたぐり、毒づきが、それぞれHB特化ナットレイカプ・レヒレに対して中乱数1、ギリ確2となっています。そこで大事になるのが前述のゲッコウガまきびしです。まきびしは一回撒くと接地しているポケモンが場に出るたび1/8のダメージを与え、ステロと違ってタイプ相性も関係ないため、ガメノデスの火力補強にはぴったりです。

なんでこのポケモンを採用したかと言いますと…元々この枠はミズZパルシェンだったのですが、そうすると相手のヒードランバンギラスがめちゃめちゃ重く、特にその二匹とナットレイでサイクルを回されるだけでほぼ勝つのが不可能になってしまっていたためです。(ウルガモスではドランやバンギにどう頑張っても勝てない、パルシェンビビヨンではナットレイに勝てない、クレセリアはバンギもドランもナットもきつい)

そこで、パルシェンと使用感が似ていて、それらポケモンに比較的強そうなガメノデスを採用してみたら意外と嵌ったという感じです。

実際使ってみた印象としては、なかなか運用が難しいポケモンだと感じました。対面からからやぶを積めるのが、ミズZでないレヒレ、舞ってないギャラやバンギ、大地の力をもってないヒードランなどで、これらポケモンとうまい具合に対面させるのが難しかった印象です。積めれば強いが積むのが難しいといった感じでしょうか。まあ弱くはないと思うので、気になる方は是非使ってみてください。

相手のパーティーに、積んだ後に止められてしまいそうなボーマンダミミッキュがいるときの選出は控え気味でした。

 

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ウルガモス@ノーマルZ

ほのおのからだ

臆病 191(244)-x-99(108)-156(4)-134(68)-144(84)

ほのおのまい/はかいこうせんちょうのまいはねやすめ

調整は、HBがミミッキュのシャドクロZ+かげうち耐え、Sが2舞で最速スカーフゲッコウガ抜き(1舞で最速145族と同速、素で準速ランドロス抜き)、Dが余りです。

 

このパーティー真エースで、ほとんどの試合で選出していました。耐久に厚く振ったウルガモスは初めて使ったのですが、とても強かったです。

炎の舞は攻撃しながらCアップが狙える優秀な技で、耐久振りのこの型とマッチしています。破壊光線Zは暴風Zと選択かと思いますが、ただでさえ火力が足らないので破壊光線Zでよかったと思っています。

ここまで耐久に振ることで、ミミッキュ性能が高くなった他、メガメタグロス程度の物理アタッカーであれば対面から安全に蝶舞を積むことができ、かつ大体の特殊アタッカーを起点とすることができます。羽休めが読まれづらいのも利点です。

しかしその分火力が犠牲となっており、例えば2舞破壊光線Zでも無振りメガギャラが乱数1発となっています。そのため、ウルガモスを通すときはステロを撒いておくと安定します。また、破壊光線の仕様上、Zを打ちたいマンダ、リザ、ギャラなどと対面した時に、Z読みの交換で一度Zを透かされると面倒なことになります。そのような交換を抑制するためにもステロを撒いておくのは重要です。

パーティーにいるビビヨンが強烈に相手のコケコ、レヒレや草タイプポケモンを誘うため、それらを起点とできるウルガモスはとても相性が良いと感じました。2舞すれば大体全抜きをすることができるので、それを意識して立ち回っていました。

岩タイプヒードランに対しては全く有効打がないので、それらのポケモンがいる時は選出を控えるようにしていました。

 

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ビビヨン@たべのこし

ふくがん

臆病 177(172)-x-99(228)-110-70-135(108)

ぼうふう/ねむりごな/ちょうのまい/みがわり

調整は、HBがミミッキュの影打ちを身代わりが確定耐え、Sが最速ガッサ抜き(1舞で最速130族抜き抜き)です。

 

裏エース。HBに厚く振ることで苦手な先制技に耐性をつけた調整になっています。ゲッコウガメタグロス、また後述のクレセリアらのS操作の後に繰り出し、上からの眠り粉で相手を封殺します。

皆さんご存知かと思いますが、上からの眠り粉で相手を完封する嵌め戦術の使い手です。一度パターンに入ってしまえば、相当運が悪くない限りは負けることはありません。このような嵌め性能を高く評価して、今期初めてこのポケモンを使ってみました。

また、以前から積み構築をよく使っていた者として、最強のストッパーであるミミッキュに強い積みエースを使いたいという気持ちがありました。そのため以前からメガギャラやパルシェンを使っていたのですが、最近どうもパッとしなかったため、新たなポケモンを探していたところ、このHBビビヨンに巡り合ったというところです。

実際、パターンに入った時の制圧力は流石で、選出した時は良く活躍してくれました。

とは言っても、コケコやレヒレが蔓延する現環境では、なかなか選出する機会が多くはありませんでした。ですが、このポケモンの強みは、見せ合い画面にいることでコケコやレヒレ等、ビビヨンに強いポケモンの選出を強制するというような選出誘導的な役割にもあると思います。実際それでガモスが通しやすくなっていた側面もあると思うので、パーティーにいるだけで活躍していたとも言えるでしょう。

 

※相手パーティーにいるとビビヨンを出せないポケモン

※相手パーティーにいるとビビヨンを出すのをためらうポケモン(出せないことは無い)

 

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クレセリアゴツゴツメット

ふゆう

図太い 223(220)-x-185(228)-95-150-113(60)

サイコショックこごえるかぜ/めいそう/つきのひかり

調整は、HBがA特化メガマンダのすてみタックルを超低乱数2、Sがこご風1回で最速ガブリアス抜きです。

 

補完エース。このパーティーで重めのバシャーモランドロスボーマンダを見る枠です。こご風によりビビヨンのためのS操作も行います。

並のアタッカーでは突破することが不可能な瞑想クレセリアの積ませ性能は高く、強いポケモンだと実感しました。また、持ち前の高耐久による安心感もあって、選出率は高い方だったと思います。

ヒレ等と瞑想の積みあいになった際は、サイコショックが役に立ちました。また、こご風によるS操作で、上から瞑想と回復ができるようになるのも強かったです。

ただ、弱い相手にはめっぽう弱いので(ギルガルドバンギラスなど)、逆にそれらポケモンの起点とならないように立ち回りに注意する必要があります。

 

◎選出パターン・動かし方

選出パターンとしては、基本的に初手がゲッコウガorメタグロス裏に残りの4匹から2匹、という形です。ガメノデスウルガモスのZ同時選出も普通にやっていました。もちろんその時はZの打ち時には注意を払います。ただ、ガメノデスビビヨンの同時選出は一度もなかったと思います。

稀に初手ゲッコウガ、裏にメタグロスとエース1匹という選出もしていました。この時のエースは大体ウルガモスビビヨン、たまにガメノデスで、クレセリアはソロでは出しませんでした。

上記のようなパターンがある中で、一番多かったのは

ゲッコウガウルガモスクレセリア

という選出だったと思います。一番安定感がある選出で、ウルガモスが絶対勝てないバンギラスなどのポケモンがいないときは、たいていこの選出でした。

基本的にウルガモスを通すことで勝つ構築なので、ウルガモスの起点づくりや全抜きサポートをすること重視です。ウルガモスが出せないときはガメノデスビビヨンを通すことになります。クレセも積みエースとはいえあくまで補完枠で、勝てない相手も多いので過信はしないよう心がけました。

いずれにせよ、やることは先発がまきびしorステロ&S操作、そして裏が積む、基本的にこれだけの単純な構築です。

 

◎総括

ここまで長文を読んでくださった方、誠にありがとうございます。

今期はUSUM最初のシーズンということで何としても2000に乗りたかったため、目標を達成することができてよかったです。今期はそこそこレートがインフレしていたみたいですが、その割にはレート差マッチングが多かった印象です。実はシーズンが終わる1週間以上前にレート2000を達成し、そこから一度も潜らなかったので、自分に勇気があればもうちょっとレートを伸ばせていたかもしれませんね。

今回は、ガメノデスビビヨンといった珍し目のポケモンを使うことができて、対戦してて新鮮で面白かったです。

積み構築はやることが単純明快かつ、エースが無双する時の爽快感も味わえます。使ってて楽しいと思うので、皆様もいかがでしょうか。

いずれまた結果を残せる構築ができたら記事にしたいと思いますので、その時があればまたよろしくお願いします。

 

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TNはサンです。201勝149敗で最終レートは2008、504位でした。

【ポケモンUSUM】第三回ポケモン竜王戦予選使用構築 ゼルネアス軸積み構築【最終290位】

 こんにちは、geneと申します。

今回は、先日行われたポケモン竜王戦の予選で使用した構築について記録しておこうと思います。

ポケモン竜王戦のルールは、禁止級伝説(幻は除く)が一匹だけ使えるシングルバトルです。

使用したのはゼルネアスを軸にした積み構築です。

 

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並びは以上6匹です。

結果としては、28勝17敗、レートは1628、順位は290位に終わりました。f:id:t-gene:20180106224951p:plain

良くも悪くもなく、といった感じですが、他にゼルネアスを使っている人があまりいなかったことや(使用率トップ30にも入っていなかったのは驚きました)、個人的にかなり真剣に臨んだ初めてのインターネット大会だったということがあり、この構築を記事にして記録しておこうと思った次第です。

 

◎個体紹介

 

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ゼルネアス@パワフルハーブ

フェアリーオーラ

控え目 B68 C252 S188

ムーンフォースきあいだま/10まんボルト/ジオコントロール

調整は、Cぶっぱ、Sが準速90族抜き、余りBです。

絶妙に火力が足りないためCにぶっぱ、Sはグラカイ等を意識、Bは余りですが、A232玉メガレックウザガリョウテンセイを一応確定で耐えられるようになります。

この構築の絶対的エースで、ほぼ全試合選出していました。さすが禁伝といった感じで、耐久も火力も申し分なく、フェアリー技の通りの良さもあって、非常に強いポケモンだったと思います。

やることはジオコンを積んで無双するだけです。基本的に、後述するカバやコケコで場を整えた後に出すのですが、素の耐久も高いので、サポートなしでもジオコンを積めることが多かったです。

サブウエポンはどちらも鋼意識です。ナット等に打つ気合玉、カグヤ等に打つ10万です。どちらも等倍の鋼ポケモンについては、ジオコン+エレキフィールド込の10万で大体倒すことができます。

積んだ後に止められたのは日食ネクロズマメガメタグロス、Zミミッキュくらいです。この三匹に対しても、場の状況次第では勝つことができるため、後述するコケコの役割が大事になってきます。

 

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カプ・コケコ@ひかりのねんど

エレキメイカー

陽気 HS252 D4

とんぼがえり/ちょうはつ/リフレクタ―/ひかりのかべ

壁コケコです。タイプ相性で無効化されないとんぼ返りを採用した、完全にサポート特化の型です。

このコケコの役割は、①壁を貼ること、②挑発で面倒な相手を止めること、③ゼルネの10万のためにエレキフィールドを貼ることです。それ以外の仕事は期待していません。

前述したように、ゼルネを止めに来る相手に対しては、リフレクターやエレキフィールドがあれば返り討ちにできることがあります。そのため、上述したような鋼ポケモンミミッキュがいるけどゼルネアスを選出したいときなんかはこのコケコを選出していました。

また、他の積みエースであるギャラドスリザードンのために壁を貼る用に選出することも当然多くありました。

カバと同時に選出する際は、フィールドであくびを無効化してしまうため取扱いに注意を払っていました。

 

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カバルドンきあいのタスキ

すなおこし

慎重 H252 B52 D204

じしん/ステルスロック/あくび/ほえる

ほえるにしてるのはただの遺伝し忘れです。特に困ったことは無いですが…

タスキを持たせた、起点づくり用のカバルドンです。禁止級伝説が使えるルールということで、パワーのある禁伝たちにワンパンされないようにタスキを持たせました。

耐久振りでタスキを持たせるのはもったいないと言えばそうなのですが、全く無意味ではないと思います。超火力の相手に対しては、タスキによる最低一回の行動保障、並の火力の相手に対しては、耐久振りによる2耐えの可能性(2回行動できる可能性)が作り出せるからです。

やることはよくいるカバルドンと同じで、ステロでエースの全抜きサポート、また、あくびでの起点作りです。どうしてもステロが撒きたいときは初手に撒きますが、それ以外はまずあくびから入って様子を伺い、ステロは余裕があるときに撒くという方針で使用しました。

ウルトラネクロズマのZ技だろうがミミッキュの剣舞Zだろうが必ず耐えて一回行動できるのは大きく、仕事はそこそこしやすかった印象です。ただ…努力値振りはHB特化の方が良かったかもしれません。Dに振ったところで、環境にいるポケモンの特殊攻撃を2耐えするほどの耐久はないと思うので…

 

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リザードンリザードナイトX

もうか→かたいツメ

意地っ張り H60 A252 BD4 S188

フレアドライブ/ドラゴンクロー/かみなりパンチ/りゅうのまい

Sが準速ランド抜き、Aぶっぱ、あとは余り&HP奇数調整です。

一応積みエースその2です。選出率は低かったです。(恐らく4位と大差をつけて5位)

ゼルネアスの苦手な鋼タイプに対して圧力をかけられるかなと思い採用しました。

ですが、後述するギャラドスが優秀だったためあまり選出することができず・・うまく活用できなかった印象です。しかし、選出した時はしっかり活躍してくれました。フレドラで消耗したりステロが半分入ったりと体力管理が難しいポケモンですが、積んでからの抜き性能は高く、とても強いポケモンだと思います。

カバに起点を作ってもらうか、コケコに壁を貼ってもらった後に出して竜舞を積んでいきます。ゼルネみたいにサポートなしで積むのは難しいです。

技構成に関しては、行動固定が嫌だったので逆鱗ではなくドラクロを採用しました。剣舞ニトチャにしないのは、技範囲をできるだけ広げて見れる相手を増やしてほしいからです。

個人的な考えとして、他のポケモンに場を整えてもらって、満を持して場に出たからには、積みエースとして”全抜き”をしてもらいたいと思っています。そのため、積みエースたるポケモンは、”特定のポケモンで止まる”という事態をできるだけ少なくした型にしたいと考えています。その結果このような技構成となりました。

 

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ギャラドスギャラドスナイト

いかく→かたやぶり

陽気H36 A252 B12 D4 S204

かみくだく/じしん/こおりのキバ/りゅうのまい

調整は最低限の火力確保のためAぶっぱ、1舞で最速135属抜き抜き、余り耐久です。

積みエースその3です。基本的にゼルネアスと一緒に選出し、ゼルネを止めるポケモンに繰り出す、といった運用をしていました。

メガギャラドスゼルネアスととても相性がいいと思います。というのも、ゼルネアスを止めに来る日食ネクロズマに強いからです。メガシンカすれば向こうからの有効打はほぼなく、こちらはかみくだくで一貫して弱点をつけるからです。というか、ネクロズマに強いという時点でこのルールの中じゃかなり強い部類に入ると思います。

化けの皮貫通で対ミミッキュ性能も充分、メガレックウザに対してもやりあえないこともないと、環境に刺さるポケモンだったと思います。

技構成については、ネクロズマに一貫するかみくだくを滝登りの代わりに採用し、あとは一般的なメガギャラと同じにしました。使っててカバに大した打点がないのが気になったので、氷のキバを外して滝登りを入れてもよかったかもしれません。

 

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ゲンガー@ゲンガナイト

のろわれボディ→かげふみ

臆病 CS252 H4

シャドーボールヘドロばくだん/こごえるかぜ/みちづれ

補完枠のつもりで採用しましたが、選出することはほぼありませんでした。

この構築最大の失敗点だと思います。無駄に3メガにしたせいでパーティー全体としてもすごい動かしづらくなりましたし。

残り1枠のポケモンが決まらなかったときに、トップメタになるであろうネクロズマには強いし、凍風採用でレックウザにもそこそこ強く出れそう、あと道連れで禁伝相手に無理やり11交換も狙えるし、かなりスペック高いんじゃないか、とか思って安易に採用したのが間違いでした。

実際スペックは高いと思います。しかし、このパーティーの中でこのポケモンが担う役割というのが不明確すぎたのが良くなかったです。積みエースが無双するのがコンセプトのパーティーで、サポートでもエースでもないポケモンだったので。

結果全然選出することができず…全く活躍させてあげられなかったので、ちょっとゲンガーに申し訳ないですね。

 

◎選出パターン・動かし方

カバルドンorカプ・コケコ→ゼルネアスギャラドス

ほぼこの選出です。たまにギャラドスの代わりにリザードンが入ります。

相手のパーティーを見て、ステロを撒きたいのか(ステロを撒かなければエースが全抜きできなさそうか)、壁を貼りたいのか(壁を貼らなければエースが積む機会を作れなさそうか)といったことを判断し、初手に出すポケモンを決めます。

他にも、カバ展開のしやすさ(レヒレとか挑発持ちがいないか)や、挑発を打ちたい相手がいるか(主にカバ)といったことも考慮します。

そして初手のポケモンで場を作り、裏の積みエースで積んでいく、という流れを作ります。

基本ゼルネアスのスペックが高いため、サポート役のポケモンを二体出す必要があまりないからこそできる選出です。積みエースを2体出せるためパワーのある選出ができます。

 

カバルドン→カプ・コケコ→ゼルネアスorギャラドスorリザードン

たまにこの選出です。場を整える役が2匹のパターンです。

ステロも壁もほしいと思ったらこの選出になります。この場合、カバはたいていステロを撒くだけで退場します。カバのあくびとコケコのフィールドの相性が良くないため、余りしたくない選出ではあります。

ギャラやリザは壁がないと積むのが不安なため、ゼルネがよっぽど刺さってなくて、ギャラ・リザを通したいって時にこういう選出をしていました。相手に鋼が多くてリザが通りそう、って時が多かった気がします。

もしくは、ゼルネの通りがめっちゃ良くてギャラ・リザを出す必要もない時に、サポート二匹でゼルネを全力援護したい時にもこういう選出をしてました。

 

◎総括

ここまで読んでくださった方、誠にありがとうございます。構築記事は以上になります。

今回は竜王戦の使用構築でした。このルールはやっていてとても面白かったので、ぜひまたやりたいと思いました。願わくば、大会の前にもっとパーティーを試運転する機会がほしかったです。大会中はパーティーを変えられませんしね…

今回はゼルネアス軸の積み構築を使用したわけですが、私は積み構築が好きなので、普段のレートでも積み構築を使用しています。竜王戦は微妙な結果に終わってしまいましたが、今後結果を残せるような構築ができたらまた記録として記事にしたいので、どうぞよろしくお願いいたします。

【ポケモンSM】シングルS5使用構築 砂偽装晴れパ

こんにちは。geneと申します。今回はS5にてサブロムで使用していた構築について記録しておこうと思います。

使ったのはカバドリ偽装晴れパです。

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先に断っておくと、この構築を使っていたサブロムの最高・最終レートは1800ちょっとくらいでした。ですがこれは、私がシーズン終盤にサブロムの方で全く潜っていなかったためあまりレートが伸びなかったということもあり、構築自体のポテンシャルはなかなか高いと思っています。(まだまだ改善の余地も大いにあると思いますが…)

何より使っていて面白い構築だと感じたので、記録しておこうと思った次第です。

 

◎個体紹介

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カバルドンきあいのタスキ

すなおこし

慎重 HD252 B4

じしん/ステルスロック/あくび/ほえる

起点づくり用のカバルドンです。基本的に初手に出してステロ撒き→あくび連打をするだけのよくいる型のやつです。

岩石封じは搭載せず、身代わりもちボーマンダ等に起点にされないためのほえるを搭載しています。(当然特性ぼうおんにも通るふきとばしの方が良いのですが、ほえるで困ったことはないです)

初手でアシレーヌ等のポケモンと対面しても無理やりステロかあくびが撒けるようにタスキを持たせています。

 

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ドリュウズとつげきチョッキ

かたやぶり

陽気 AS252 D4

じしん/アイアンヘッドいわなだれ/つのドリル

耐久に振っていないチョッキドリュウズです。ピン選出を可能にするため、型破りにしています。

主に受けループのようなパーティーに対して選出し、ドリルを打ちます。

見せポケとしての役割が強く、選出することはほとんどありませんでした。

 

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ギャラドスギャラドスナイト

いかく→かたやぶり

陽気 H36 A252 B12 D4 S204

かみくだく/じしん/こおりのキバ/りゅうのまい

調整はAぶっぱ、1舞で最速135族抜き抜き、余り耐久です。

エースその1です。カバルドンや後述するエーフィのサポートを受け、りゅうまいを積んで殴るだけです。後述するバシャーモフシギバナという晴れ選出の並びと共に選出することも多いです。

かみくだくを採用しているのは、たきのぼりだと晴れとのシナジーが悪いからです。かみくだくを採用することで、後述のフシギバナが辛いラティ兄妹やメタグロス、ゲンガーあたりにも強く出ることができます。

 

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フシギバナ@ドクZ

ようりょくそ

控え目 CS252 H4

ソーラービームヘドロばくだん/めざめるパワー炎/せいちょう

エースその2です。後述するバシャーモの日本晴れを受けて、晴れ下で無双します。

ドクZは主にボーマンダリザードンなどの草が通らない毒等倍の相手に打っていきます。

控え目C特化でも火力が全然足りないため、せいちょうは積極的に積んでいくべきだと思います。耐久無振りでもA特化ランドのじしんを耐えるくらいはするため、多少強引に積むことも可能です。せいちょうを積んでしまえば鋼相手でも止まらなくなります。

元々砂パとフシギバナの相性はいいと言われていますが、カバドリやバシャが呼ぶ水ポケのほとんどを起点にできるのが強く、かなり相性の良い並びだと再認識しました。

 

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バシャーモ@あついいわ

かそく

臆病 CS252 D4

かえんほうしゃ/めざめるパワー氷/にほんばれ/まもる

にほんばれバシャーモです。初手で出すかカバの後に出し、にほんばれをして裏のフシギバナにつなぎます。まず読まれることはないと思います。

晴れターンは足りなくなることも多いので、あついいわは外せないです。

特殊型にしているのは、良く後投げされるボーマンダに対処するためです。ボーマンダは裏のバナで起点にすることができず、また、積んでないドクZで倒すのも厳しいため、バシャーモで倒すか削っておく必要があるからです。なお他によく後投げされるレヒレなどの水ポケモンはバナで起点にできるため、バシャから有効打が無くても全く問題ありません。

 

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エーフィ@ひかりのねんど

マジックミラー

臆病 HS252 B4

サイコキネシス/あくび/リフレクタ―/ひかりのかべ

起点づくり型としてはテンプレのエーフィです。主にカバルドンのステロ撒きの後に出し、壁を貼ったりあくびループをしたりして、裏のギャラドスにつなぎます。

このポケモンの強いところはなんといってもマジックミラーで相手の補助技を受けないところで、起点づくりには最適なポケモンだと思います。ステロ撒き後に出せば、あくび連打が無駄なターン数の消化となることもありません。

また、バシャーモと並べることで多少なりともバトン展開を相手に意識させることで、若干ながら壁展開を読まれづらくする効果もあったかもしれません。

 

◎選出パターン

カバルドンバシャーモフシギバナ

カバルドン・エーフィ・ギャラドス

バシャーモフシギバナギャラドス

○エーフィ・バシャーモフシギバナ

○エーフィ・ギャラドスバシャーモorドリュウズ

大体このどれかです。(最後のパターンはほとんどやりませんでしたが…)

晴れ選出とメガギャラドスのどっちが刺さっているか、どっちも出したいか。また、ステロを撒きたいか、壁を貼りたいか、どっちもやりたいかなどを相手のパーティーに応じて考え、選出を決めます。

動かし方は個体解説のところで書いた通りです。基本的にポケモン交換はせず、無理やりにでも起点を作って、ギャラかバナで積んで勝つという動きをとっていました。

 

◎総括

ここまで読んでくださった方、誠に感謝いたします。

最初に書いた通り、この構築であまりいい結果を残すことはできませんでしたが、とても面白い構築で使っていて楽しかったです。天候パが好きな方など、よろしければ是非一度使ってみてください。

また何か面白い構築を使ったら記録にしようと思いますので、その暁にはよろしくお願いいたします。