初めまして。geneと申します。
この度ポケモンサンムーンシーズン5にてシングルレート2000を達成することができたので、自分の備忘録もかねて構築記事を書くことといたしました。
今回使用したのはバンドリ偽装積み構築です。
◎構築の経緯
自分は5世代のころからバンドリをよく使っており、SMでもバンク解禁後からバンドリをよく使っていました。しかし、最近の環境にはランドロス、ギャラドス、テッカグヤといったバンドリで勝てないポケモンや、ボーマンダ、リザードン、ミミッキュといったバンドリで必ずしも有利をとれるわけではないポケモンも蔓延しており、純正バンドリを動かすには窮屈だと感じていました。
そこで、バンドリを見せポケとして使い、誘うポケモンに刺さるような構築を作ろうと考えたところ、この並びができました。
◎個体紹介
すなおこし→すなおこし
陽気AS252 H4
テンプレりゅうまいメガバンギです。1舞で130族を抜くため陽気。
KP1位のミミッキュにどうしても不利をとるため、あまり選出することはできませんでした。しかし、この並びでバンギがメガシンカすることはまず読まれないので、刺さる相手には刺さるポケモンでした。じしんを搭載していれば選出できたと感じるパーティーもあったので、技構成は一考の余地ありです。(他の技候補はけたぐりなど)
かたやぶり
陽気AS252 B4
完全に見せポケで、選出することはほぼありませんでした。一応ピン選出が可能なようにスカーフを持たせたのですが、結局受けループ相手に選出してドリルを打ってることがほとんどだったので、チョッキとかの方が良かったと思います。
いかく→かたやぶり
陽気H36 A252 B12 D4 S204
調整は最低限の火力確保のためAぶっぱ、1舞で最速135属抜き抜き、余り耐久です。
この構築のエースです。後述するグライオンのステロやジャローダの壁といったサポートを受け、りゅうまいを積んで全抜きします。
使用感としては、非常に強いポケモンではあるのですが、やはり火力が足りないと感じることが多かったです。また、強いポケモンであるがゆえに相手にメタられた選出をされることが多く、レートが上がってくると適当に選出するだけでは活躍させるのが難しいと感じました。
最強の積みエースストッパーであるミミッキュをばけのかわ貫通で倒せるのが強いところ…なのですが、流行りのABミミッキュが1舞では落とせないため、2舞することを意識していました。
ウルガモス@ヒコウZ
控え目CS252 H4
この構築の裏エースにしてMVPです。こちらもグライやジャロのサポートを受けてちょうまいを積んで全抜きします。
バンドリが誘うカグヤ、ナット、ポリ2などに強く、マンダやランド、バシャーモやリザードンあたりも積んだ後であれば対処可能という非常に強いポケモンでした。レヒレあたりの耐久水ポケも型によってはごり押し可能です。
技構成はこれ以外ないと思います。バシャ、リザや水ポケに打つぼうふうZ、マンダやランドに刺さるめざパ氷です。炎技に関しては、かえんほうしゃだと等倍相手に火力が足りないため(1舞でミミッキュが落ちない程度)だいもんじもありといえばありです。が、本来有利なはずのカグヤ等に対しだいもんじ外しでワンチャンを作られるのが嫌だったためかえんほうしゃを採用しました。
意地っ張りAS252 H4
じしん/がんせきふうじ/ステルスロック/ちょうはつ
地雷ポケにしてこの構築の影のMVPです。選出率はほぼ100パーセントでした。
基本的に初手に出してステロを撒いたり、ちょうはつで相手のステロ展開や起点化を阻止したりします。
かいりきバサミとがんぷうのおかげでマンダやギャラと対面しても起点になりません。ポイヒ初手まもる読みで強気に行動してくるリザやバシャを一撃で飛ばすことも何度かありました。
グライを倒しに来るマンムーやアシレーヌ辺りは裏のジャロで対処できるので、グライ→ジャロという選出が割と安定していました。
総じてとりあえず初手に出すことが安定するポケモンだったと感じています。
ジャローダ@ひかりのねんど
あまのじゃく
臆病HS252 D4
リーフストーム/ちょうはつ→めざめるパワー岩/リフレクター/ひかりのかべ
壁貼りジャローダです。基本的にはグライでステロを撒いた後に出して壁を貼るだけですが、壁を貼りつつ自らも積みエースとなれる優秀なポケモンです。
通常の構築では草技の通りが悪すぎるせいでなかなか活躍させるのが難しいポケモンだと思います。しかしこの構築ではバンドリに強い水ポケを誘うため、多少動かしやすかったのではないかと思っています。
ジャロに対してよく後投げされるナットやカグヤはウルガモスで、マンダやリザXはギャラで対応可能なので、裏の積みエース二匹との相性が良かったように感じています。
当初はちょうはつを採用しており、後投げされるマンダなどに対しちょうはつを打って落としてもらい、裏のエースで積みの起点にするというルートを基本としていました。しかし、ちょうはつだとニトチャリザードンがどうしてもきつかったことや、1900代にカバリザ軸の構築が多かったような印象を受け、最終日前日にちょうはつをめざ岩に変更し、カバリザ構築をジャロ一匹で半壊させられるような型へと変更しました。
その結果レート2000へと到達できたのですが、ちょうはつを抜いたことでトリル展開への対処がしづらくなったりと、弊害も大きかったように思います。そのためこの枠はどちらの方が良いのかは正直分かりません…ただちょうはつの方が安定感はあると思います。
◎選出パターン・動かし方
○グライオン→ジャローダ→ギャラドスorウルガモス(orバンギラス)
八割方この選出でした。グライでステロを撒き、ジャロで壁を貼って、裏のポケモンが舞って殴るだけです。基本的にギャラかガモスで相手の三体をすべて倒すことになるため、ギャラとガモスのどちらを選出するかは相手のパーティーを見てよく考える必要があります。目安としてはミミッキュ・マンダ・バシャ辺りがいる場合はギャラ、ポリ2・ナット・カグヤ辺りがいる場合はガモスを優先するようにしてました。これらのポケモンが共存している場合はガモスを通す動きをとることが多かったです。(もしくは下記の選出)
高レート帯ではこの選出をすることも多かったです。ジャロがよっぽど刺さっていなかったり壁を貼る必要がなさそうだと感じた時や、上記のようなギャラできついポケモンとガモスできついポケモンが共存しているパーティーはこの選出をしていました。
具体的に特筆すべきは、マンダと「ギャラを止められるポケモン」(ポリ2・ナット等)が共存している場合です。この時にグライジャロギャラの選出はまずできず、グライジャロガモスの選出をするとジャロにマンダを後投げされた時点でほぼ詰むからです。
基本的にはグライでステロを撒いた後にギャラを出し、止めに来たポケモンにギャラを落としてもらって、ガモスで起点にするという流れです。ガモスが一度舞ってしまえばマンダとの優劣関係が逆転するため、全抜きがねらえます。
また、ステロを撒かなくてもよさそうで、かつジャロが刺さっているようなパーティー相手にはグライを出さず初手ジャロで行くことが(数えるほどですが)ありました。
基本的に選出は上記2パターンです。
数は少なかったですが、一応受けループ相手にはグライガモスドリュという選出をしていました。受けループ相手は結局つのドリルの運ゲーになるところがあるので、特筆することもないです。
◎総括
構築記事は以上となります。ここまで読んでくれた方、誠に感謝いたします。
今期はポケモン自体が過疎っているような印象を受け、この程度のレートでもレート差マッチングが多く、辛かったような気がします。しかし、その中でかねてからの目標であったレート2000を達成することができたのはうれしい限りです。
これからもなにかしらの偽装構築だとか、なにか面白い構築を使ってレート上位を目指していきたいと思います。その暁にはまた構築記事を書きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
TNはムーンです。141勝97敗で2010pt、239位でした。(ついでに総合24位でした)