ポケモン構築備忘録

自分が使ったポケモンの構築を置いておくところです。主に積み構築を使います。

【ポケモンUSUM】第三回ポケモン竜王戦予選使用構築 ゼルネアス軸積み構築【最終290位】

 こんにちは、geneと申します。

今回は、先日行われたポケモン竜王戦の予選で使用した構築について記録しておこうと思います。

ポケモン竜王戦のルールは、禁止級伝説(幻は除く)が一匹だけ使えるシングルバトルです。

使用したのはゼルネアスを軸にした積み構築です。

 

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並びは以上6匹です。

結果としては、28勝17敗、レートは1628、順位は290位に終わりました。f:id:t-gene:20180106224951p:plain

良くも悪くもなく、といった感じですが、他にゼルネアスを使っている人があまりいなかったことや(使用率トップ30にも入っていなかったのは驚きました)、個人的にかなり真剣に臨んだ初めてのインターネット大会だったということがあり、この構築を記事にして記録しておこうと思った次第です。

 

◎個体紹介

 

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ゼルネアス@パワフルハーブ

フェアリーオーラ

控え目 B68 C252 S188

ムーンフォースきあいだま/10まんボルト/ジオコントロール

調整は、Cぶっぱ、Sが準速90族抜き、余りBです。

絶妙に火力が足りないためCにぶっぱ、Sはグラカイ等を意識、Bは余りですが、A232玉メガレックウザガリョウテンセイを一応確定で耐えられるようになります。

この構築の絶対的エースで、ほぼ全試合選出していました。さすが禁伝といった感じで、耐久も火力も申し分なく、フェアリー技の通りの良さもあって、非常に強いポケモンだったと思います。

やることはジオコンを積んで無双するだけです。基本的に、後述するカバやコケコで場を整えた後に出すのですが、素の耐久も高いので、サポートなしでもジオコンを積めることが多かったです。

サブウエポンはどちらも鋼意識です。ナット等に打つ気合玉、カグヤ等に打つ10万です。どちらも等倍の鋼ポケモンについては、ジオコン+エレキフィールド込の10万で大体倒すことができます。

積んだ後に止められたのは日食ネクロズマメガメタグロス、Zミミッキュくらいです。この三匹に対しても、場の状況次第では勝つことができるため、後述するコケコの役割が大事になってきます。

 

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カプ・コケコ@ひかりのねんど

エレキメイカー

陽気 HS252 D4

とんぼがえり/ちょうはつ/リフレクタ―/ひかりのかべ

壁コケコです。タイプ相性で無効化されないとんぼ返りを採用した、完全にサポート特化の型です。

このコケコの役割は、①壁を貼ること、②挑発で面倒な相手を止めること、③ゼルネの10万のためにエレキフィールドを貼ることです。それ以外の仕事は期待していません。

前述したように、ゼルネを止めに来る相手に対しては、リフレクターやエレキフィールドがあれば返り討ちにできることがあります。そのため、上述したような鋼ポケモンミミッキュがいるけどゼルネアスを選出したいときなんかはこのコケコを選出していました。

また、他の積みエースであるギャラドスリザードンのために壁を貼る用に選出することも当然多くありました。

カバと同時に選出する際は、フィールドであくびを無効化してしまうため取扱いに注意を払っていました。

 

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カバルドンきあいのタスキ

すなおこし

慎重 H252 B52 D204

じしん/ステルスロック/あくび/ほえる

ほえるにしてるのはただの遺伝し忘れです。特に困ったことは無いですが…

タスキを持たせた、起点づくり用のカバルドンです。禁止級伝説が使えるルールということで、パワーのある禁伝たちにワンパンされないようにタスキを持たせました。

耐久振りでタスキを持たせるのはもったいないと言えばそうなのですが、全く無意味ではないと思います。超火力の相手に対しては、タスキによる最低一回の行動保障、並の火力の相手に対しては、耐久振りによる2耐えの可能性(2回行動できる可能性)が作り出せるからです。

やることはよくいるカバルドンと同じで、ステロでエースの全抜きサポート、また、あくびでの起点作りです。どうしてもステロが撒きたいときは初手に撒きますが、それ以外はまずあくびから入って様子を伺い、ステロは余裕があるときに撒くという方針で使用しました。

ウルトラネクロズマのZ技だろうがミミッキュの剣舞Zだろうが必ず耐えて一回行動できるのは大きく、仕事はそこそこしやすかった印象です。ただ…努力値振りはHB特化の方が良かったかもしれません。Dに振ったところで、環境にいるポケモンの特殊攻撃を2耐えするほどの耐久はないと思うので…

 

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リザードンリザードナイトX

もうか→かたいツメ

意地っ張り H60 A252 BD4 S188

フレアドライブ/ドラゴンクロー/かみなりパンチ/りゅうのまい

Sが準速ランド抜き、Aぶっぱ、あとは余り&HP奇数調整です。

一応積みエースその2です。選出率は低かったです。(恐らく4位と大差をつけて5位)

ゼルネアスの苦手な鋼タイプに対して圧力をかけられるかなと思い採用しました。

ですが、後述するギャラドスが優秀だったためあまり選出することができず・・うまく活用できなかった印象です。しかし、選出した時はしっかり活躍してくれました。フレドラで消耗したりステロが半分入ったりと体力管理が難しいポケモンですが、積んでからの抜き性能は高く、とても強いポケモンだと思います。

カバに起点を作ってもらうか、コケコに壁を貼ってもらった後に出して竜舞を積んでいきます。ゼルネみたいにサポートなしで積むのは難しいです。

技構成に関しては、行動固定が嫌だったので逆鱗ではなくドラクロを採用しました。剣舞ニトチャにしないのは、技範囲をできるだけ広げて見れる相手を増やしてほしいからです。

個人的な考えとして、他のポケモンに場を整えてもらって、満を持して場に出たからには、積みエースとして”全抜き”をしてもらいたいと思っています。そのため、積みエースたるポケモンは、”特定のポケモンで止まる”という事態をできるだけ少なくした型にしたいと考えています。その結果このような技構成となりました。

 

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ギャラドスギャラドスナイト

いかく→かたやぶり

陽気H36 A252 B12 D4 S204

かみくだく/じしん/こおりのキバ/りゅうのまい

調整は最低限の火力確保のためAぶっぱ、1舞で最速135属抜き抜き、余り耐久です。

積みエースその3です。基本的にゼルネアスと一緒に選出し、ゼルネを止めるポケモンに繰り出す、といった運用をしていました。

メガギャラドスゼルネアスととても相性がいいと思います。というのも、ゼルネアスを止めに来る日食ネクロズマに強いからです。メガシンカすれば向こうからの有効打はほぼなく、こちらはかみくだくで一貫して弱点をつけるからです。というか、ネクロズマに強いという時点でこのルールの中じゃかなり強い部類に入ると思います。

化けの皮貫通で対ミミッキュ性能も充分、メガレックウザに対してもやりあえないこともないと、環境に刺さるポケモンだったと思います。

技構成については、ネクロズマに一貫するかみくだくを滝登りの代わりに採用し、あとは一般的なメガギャラと同じにしました。使っててカバに大した打点がないのが気になったので、氷のキバを外して滝登りを入れてもよかったかもしれません。

 

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ゲンガー@ゲンガナイト

のろわれボディ→かげふみ

臆病 CS252 H4

シャドーボールヘドロばくだん/こごえるかぜ/みちづれ

補完枠のつもりで採用しましたが、選出することはほぼありませんでした。

この構築最大の失敗点だと思います。無駄に3メガにしたせいでパーティー全体としてもすごい動かしづらくなりましたし。

残り1枠のポケモンが決まらなかったときに、トップメタになるであろうネクロズマには強いし、凍風採用でレックウザにもそこそこ強く出れそう、あと道連れで禁伝相手に無理やり11交換も狙えるし、かなりスペック高いんじゃないか、とか思って安易に採用したのが間違いでした。

実際スペックは高いと思います。しかし、このパーティーの中でこのポケモンが担う役割というのが不明確すぎたのが良くなかったです。積みエースが無双するのがコンセプトのパーティーで、サポートでもエースでもないポケモンだったので。

結果全然選出することができず…全く活躍させてあげられなかったので、ちょっとゲンガーに申し訳ないですね。

 

◎選出パターン・動かし方

カバルドンorカプ・コケコ→ゼルネアスギャラドス

ほぼこの選出です。たまにギャラドスの代わりにリザードンが入ります。

相手のパーティーを見て、ステロを撒きたいのか(ステロを撒かなければエースが全抜きできなさそうか)、壁を貼りたいのか(壁を貼らなければエースが積む機会を作れなさそうか)といったことを判断し、初手に出すポケモンを決めます。

他にも、カバ展開のしやすさ(レヒレとか挑発持ちがいないか)や、挑発を打ちたい相手がいるか(主にカバ)といったことも考慮します。

そして初手のポケモンで場を作り、裏の積みエースで積んでいく、という流れを作ります。

基本ゼルネアスのスペックが高いため、サポート役のポケモンを二体出す必要があまりないからこそできる選出です。積みエースを2体出せるためパワーのある選出ができます。

 

カバルドン→カプ・コケコ→ゼルネアスorギャラドスorリザードン

たまにこの選出です。場を整える役が2匹のパターンです。

ステロも壁もほしいと思ったらこの選出になります。この場合、カバはたいていステロを撒くだけで退場します。カバのあくびとコケコのフィールドの相性が良くないため、余りしたくない選出ではあります。

ギャラやリザは壁がないと積むのが不安なため、ゼルネがよっぽど刺さってなくて、ギャラ・リザを通したいって時にこういう選出をしていました。相手に鋼が多くてリザが通りそう、って時が多かった気がします。

もしくは、ゼルネの通りがめっちゃ良くてギャラ・リザを出す必要もない時に、サポート二匹でゼルネを全力援護したい時にもこういう選出をしてました。

 

◎総括

ここまで読んでくださった方、誠にありがとうございます。構築記事は以上になります。

今回は竜王戦の使用構築でした。このルールはやっていてとても面白かったので、ぜひまたやりたいと思いました。願わくば、大会の前にもっとパーティーを試運転する機会がほしかったです。大会中はパーティーを変えられませんしね…

今回はゼルネアス軸の積み構築を使用したわけですが、私は積み構築が好きなので、普段のレートでも積み構築を使用しています。竜王戦は微妙な結果に終わってしまいましたが、今後結果を残せるような構築ができたらまた記録として記事にしたいので、どうぞよろしくお願いいたします。